「おあにいさん」
「おあねえさん」
「男はつらいよ」の主題歌での
渥美清のセリフですが
「お兄さん」
「お姉さん」
と言う意味であることは
分かると思いますが
なぜ、このような言い方を
してるのかと言うと
寅さんはテキ屋として
商品を売ってるんですね。
そう、これはテキ屋の
言い方なんです。
これを読めば
「おあにいさん」
「おあねえさん」
と言う言い方の意味が理解できます。
1:「おあにいさん」「おあねえさん」の意味
寅さんの口上に出てくる
「おあにいさん」
「おあねえさん」
「おあ」+「にいさん」
「おあ」+「ねえさん」
と思われているかもしれませんが
そこが間違いなのです。
では、詳しくみていきましょう。
1-1:「おあにいさん」とは
「おあ」+「兄(にい)さん」
ではなくて
「お」+「兄(あにぃ)さん」
なのです。
兄貴の「あに」ですね。
と言うことは・・・
1-2:「おあねえさん」とは
こちらも
「おあ」+「姉(ねえ)さん」
ではなくて
「お」+「姉(あねぇ)さん」
なのです。
姉貴の「あね」ですね。
ヤクザな世界では
「兄(にい)さん」ではなく
「兄(あに)さん」で
「姉(ねえ)さん」ではなく
「姉(あね)さん」なのです。
どうりで馴染みがなかったわけですね。
2:「男はつらいよ」とはどんな映画?
主演:渥美清
原作・監督:山田洋次
の映画シリーズです。
主人公の愛称から
「寅さん」(とらさん)シリーズ
と呼ばれることも。
テキ屋稼業を生業とする
主人公の車寅次郎(フーテンの寅)が
旅をしながら騒動を起こす人情喜劇です。
旅先で出会った『マドンナ』に
惚れては失恋を繰り返す
寅次郎の切ない恋愛が
見どころではないでしょうか。
2-1:時代・背景
寅さんの故郷は
葛飾区柴又
お団子屋さんの『とらや』です。
裕福ではないし
飛び抜けて幸せというわけでもない。
不快なこともあるし
贅沢はできないけど
人情だけはある
そんな昭和中期の物語です。
2-2:渥美清が演じる主人公「車寅次郎」
寅さんは人情に厚く
とても陽気
そして、惚れっぽいなど
憎めない魅力があります。
その反面
まともに読み書きもできない人物として
描かれています。
2-3:主題歌「男はつらいよ」
『男はつらいよ』に興味を持たれましたら
ぜひ、主題歌をお聞きください。
カラオケでこのセリフを言えたら
ウケること間違いなしです。
まとめ
「おあにいさん」
「おあねえさん」は
テキ屋の口上だったんですね。
ヤクザな世界の言葉だったので
馴染みがなかったんですね。
『男はつらいよ』という映画は
人情味あふれる
昭和中期の下町が舞台
ということでした。
人情に熱い魅力的な主人公の
『車寅次郎』を演じる
『渥美清』もさぞかし
魅力的な俳優なのでしょう。
そんな渥美清が歌う
『男はつらいよ』の主題歌を聴いて
昭和中期の人情味あふれる世界に
思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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