『八代海(やつしろかい)』は別称
『不知火海(しらぬいかい)』とも呼ばれています。
「八代海も初めて聞くけど不知火って何なんだろう?」
と思われると思いますが
『八代海』とは熊本県の西に位置し
『不知火』とは八代海の遠方に
多数の火が見える蜃気楼現象です。
これを読めば
八代海の神秘的な特徴について知ることができます。
1:八代海について
八代海はどこの海なのか
辿ってきた歴史はどうなのか
また、別称『不知火海』とも呼ばれてますが
『不知火』とは何なのかなど
八代海の特徴などについて
見ていきたいと思います。
1-1:所在地
引用元:八代海
熊本県と鹿児島県にまたがり
引用元:八代海 – Wikipedia
天草諸島に囲まれています。
1-2:歴史
八代海には暗い歴史があります。
『水俣病』はここで発生しました。
『水俣市』は八代海沿岸にあったのです。
1940年代頃から
有機水銀に汚染された工場廃液が海に垂れ流され
魚介類を食べた人が水俣病を発症したのです。
その後、再生事業により浄化され
現在では安全上問題ないほどに
環境が回復しています。
1-3:不知火とは
引用元:不知火/しらぬい|万が一 見ることができたら幸運! 日本の超自然現象|JAFナビ
八代海は別称『不知火海』とも呼ばれ
『不知火』と言う蜃気楼現象で知られています。
沖合に『親火(おやび)』
と呼ばれる火が出現しその後、数を増やして
多数の火が横にならぶそうです。
これは、『蜃気楼』の一種で
『大気光学現象』ということです。
遠浅の海が続く八代海では
干潟の砂と流れ込む水路の温度差が大きくなり
温度差のある空気がレンズとなって
漁船の光が多数に見える現象だそうです。
太古の昔には
『怪火(かいび)』として恐れられていました。
不知火には近づくことができず
近づくと遠ざかるものとされ
龍神の灯火という呼び方もされていました。
不知火が見える日の漁は
不吉なので避けていたそうです。
旧暦8月1日前後(新暦では8月下旬)の
風の弱い新月の夜に発生しやすいそうです。
必ず見ることができる現象ではなく
見ることができたらラッキーということです。
旧暦の8月1日には
『海の火まつり』があり
花火も打ち上げられます。
1-4:道の駅不知火
引用元:道の駅不知火(不知火温泉ロマンの湯)|宇城市観光情報サイト うきめぐり
八代海沿岸の熊本県宇城市には
不知火町という町名があり
『道の駅不知火』もあり
不知火海を望む露店風呂が人気です。
- 所在地:熊本県宇城市不知火町永尾1910-1
- 電話/FAX:0964-42-3300 / 0964-42-3730
- 営業時間
物産館:9:00~18:00
レストラン:11:00~19:00
温泉:10:00~21:00 - 休館日:12/31~1/1、臨時休業あり
- 路線名:国道266号
- アクセス:・九州自動車道「松橋I.C」より西へ約9km・三角町より東へ約19km
- 参照:道の駅 不知火 | 九州の道の駅へようこそ
2:まとめ
知らない火だから
『不知火』と言われるように
なったそうです。
現在では蜃気楼現象だと分かっていますが
その神秘的な光を見てみたいですね。
テレビで放送されましたが
海底からの湧水で
多くの『タツノオトシゴ』が生息していたり
光るサンゴや魚が生息していたり
高さ5mの『海丘群』と呼ばれる
小高い丘が広がっていたりと
八代海には
不思議がいっぱいです。
知られざる神秘の海
ロマンに溢れた八代海でした。
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