心がボロボロになって辛い時の修復方法

人生

精神疾患を発症した時は
心がボロボロになってるはずです。

辛い』と言う一言では
表現できないほどの苦しみですよね。

身も心も限界を超えてる状態です。
もう、それ以上頑張らないでください。

あなたには充電が必要です。
過充電で火花がバチバチ言うほど
充電して下さい。

これを読むことで
ボロボロになった心の修復方法が
理解できることでしょう。


1:心が複雑骨折

精神疾患を抱えた人は
一見、普通で
何の問題もないように
見えると思います。

切り傷や火傷などは
目で見て外傷を負っていると
一目で誰にでも分かりますよね。

しかし、心の病は
誰の目にも見えません。


1-1:怠けてるのか?

体は健康で
何の障害もないように見えます。

だから、何もしないで
寝てばかりいると

  • 怠けているのではないか
  • サボっているのではないか
  • やる気がないだけではないか

このように見られてしまいます。

健康な人たちは、体に鞭打って

  • 疲れていても
  • 眠くても
  • 怠くても
  • 生活のため
  • 食べていくため
  • 家族のため

無理してでも働いています。

なのに、健康な体をして
寝てばかりいるのは
けしからん
と思われてしまいますよね。

僕が統合失調症を発症した当時も
父や母から
そのようなことを言われ続けました。


1-2:仕事もできないほどの重症

でも、ちょっと待ってください。
精神疾患とは
仕事もできないほどの重症なのです。

精神疾患を抱えた人は
怠けているわけでも
サボっているわけでもないのです。

外傷と違って
目には見えませんが

心はズタズタに複雑骨折して
生命を維持するだけで精一杯なのです。


1-3:ボロボロになった心

それでも「生きよう」と
ズタズタな心を引きずりながら
限界を超えて頑張っています。

周りの人には
どうか、そのことを
分かって欲しいですね。

ボロボロになった心に
愛情を注いで

乾ききった心を
潤してあげる必要があります。


2:好きなようにさせる

心がズタズタに引き裂かれ
限界を超えて『生きよう』としてる
精神疾患を抱えた人に

ああしろ
こうしろ
などと

健康な人の都合を押し付けるのは
やめてもらいたいものです。

長い人生で束の間の
休息をしてるのだと
理解してもらいたいですね。


2-1:仕事を与えない

断言します
そのような状態で就職は無理です。
絶対に仕事はしない方がいいです。

家事手伝いも
しない方がいいです。

あなたの好きなようにしてください。

  • 寝たければ寝て
  • 起きたければ起きて
  • 食べたければ食べて

何の仕事もせずに
好き勝手にしておきましょう。


2-2:グウタラでいい

風呂に入りたくなければ
入らなくてもいい。

歯を磨きたくなければ
磨かなくていい。

ヒゲを剃る気になれなければ
剃らなくていい。

着替えたくなければ
毎日同じ服を着てればいい。

周りの人たちは
あなたがそんなグウタラでいるのを
認めたくはないでしょう。

しかし、僕も昔はそんな生活でした。
デイケアで会った仲間もみんな
そんな生活だったそうです。

  • 清潔でいるべき
  • 規則正しくあるべき

などなど
こうであるべきという考えを
捨ててください。

難しいのは分かりますが
症状が改善するまでの間です。

それまではあなたの好きなように
するのがベターです。


3:エネルギーを充電する

僕がデイケアにいた頃
スタッフから言われたことがあります。

先のことは考えずとことん遊びなさい
何も考えずたっぷり楽しみなさい

この言葉には
どのような意味があるのでしょうか?


3-1:就職はまだ早い

症状が改善し
自分のことは自分でできるようになっても
就職はまだ早いです。

デイケアで友達もでき
楽しめるようになったら
思いっきり遊びましょう。


3-2:とことん遊ぶ

えっ!仕事をした方がいいのでは?
と、思いますよね。
実はここからが重要なのです。

症状は改善しても
エネルギーが足りません。

  • 生きるためのエネルギー
  • ストレスを跳ね返せるだけのエネルギー
  • 自分で道を切り開けるだけのエネルギー

これら膨大なエネルギーが必要なのです。
エネルギーを充電するためには
たっぷりと遊ぶことが
どうしても必要なのです。

スタッフが「遊んで楽しむように
と言った理由がここにあります。


3-3:10年単位で考える

エネルギーの充電が不足した状態で
早期に就職した人たちは

みんな
体調を崩し
仕事を辞め

デイケアでまた
一からやり直すことになります。

せっかく症状が改善し
これから、という時に

仕事というストレスに
潰されてしまうのです。

僕が発症してから就職するまで
14年かかりました。

現在は医療も薬剤も進歩してるので
就職するまでの期間は
もっと短縮できるとは思いますが

それでも
10年単位で考えておくことを
お勧めします。


4:まとめ

就職するまでは
長い長い道のりです。

周りの人には
是非、温かい目で
見守って欲しいですね。

ズタズタに引き裂かれた心が
回復するには
膨大な時間が必要なのです。

そして、失われたエネルギーを
充電するには
遊びまくることが大切です。

後先考えず
今さえ良ければそれでいい
自分さえ良ければそれでいい

と自分に言い聞かせ
たっぷりと遊ぶ。

子供の頃
お金は1円も使わずに
何時間も遊んだことを思い出し

もうこれ以上遊びたくない
と思えるほど楽しみ尽くす。

僕はこうやって
精神疾患を乗り越えました。

あなた自身も周りの人たちも
仕事がしたい
仕事をさせたい
と焦る気持ちもわかりますが

急がば回れ』です。
きっと、発症前よりも
たくましく成長した自分に
驚くことでしょう。


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