正確には分かりませんが
僕が利用するデイケアでは
メンバー同士の結婚が
4組以上はあります。
夫婦そろって仕事をし
経済的にも自立して
子供もいるカップルもいます。
羨ましいですよね。
精神疾患を患った
当事者同士の恋愛は
「うまくいかない」
と言われてますが
果たして
本当なのでしょうか?
精神科のデイケアを利用してる
当事者同士の恋愛・結婚について
僕の経験も交えながら
考えてみたいと思います。
1:人生初めての交際
実は、僕も昔
デイケアに
彼女がいました。
結婚するつもりで
お互いの両親も
顔見せまでしたのですが
結局
別れることに
なってしまいました。
縁を切ることになったのですが
その理由は
後ほど述べることにします。
1-1:初めての彼女
初めての交際は
僕が37歳になり
ようやく
障害者枠での仕事が
できるようになってからでした。
「随分と遅いな」
と思われるでしょうが
若い頃
統合失調症を発症し
恋愛どころではなかったのです。
付き合い始めたきっかけは
共通の友人を通して
知り合ったことです。
友人を含め3人で遊んでる時に
彼女の方からこっそりと
連絡先のメモを渡して来ました。
帰宅後
急いでメモを取り出し
そこに書かれてたメールアドレスへ
メールしました。
少しやり取りしながら
今度は一人で彼女の部屋へ
遊びに行くことになったのです。
一人暮らしの女性の部屋で
二人きりなんて
ドキドキでしたね。
お互い興味を持ってることや
将来への展望など
共通のことが多く
会話も弾みました。
夜も更けて
彼女の部屋に
泊まることになりました。
二人で同じベッドに入りましたが
僕は緊張のあまり
『気をつけ』の姿勢で
寝ていました。
しかし、彼女の方から
積極的に誘われて
一夜を共にしました。
人生で初めて彼女ができ
天にも昇る心地でしたよ。
仕事が休みの日に
デートしたり
お互いの部屋に泊まったり
離れられない関係に
なっていきます。
半同棲のような関係ですが
結婚も意識し始めました。
1-2:初めての同棲
僕が障害者枠ではなく
一般採用で正社員として
勤め出してから
3DKの部屋で
結婚前提で同棲することを
始めました。
お互いの両親も顔見せをして
『ラフなお見合い』
とでも言うのでしょうか
家と家の了解も得られたのです。
しばらくは
楽しい生活が続きました。
僕は仕事を頑張り
彼女は家事に励んでくれました。
統合失調症を発症した時は
結婚など諦めていましたが
食事も弁当も作ってくれる
彼女が側にいてくれることが
とても幸せでした。
しかし、幸せな生活も
長くは続きませんでした。
僕の経済性のなさに
彼女が同棲も結婚も
反故にして来たのです。
彼女の症状が悪化したことも
一因かもしれません。
彼女は元のアパートの部屋に戻り
ただの恋人の関係に戻りました。
その後、僕は経済的に困窮し
彼女とも縁を切ることになるのです。
1-3:縁切り
最初は僕も彼女も
お互い同じような
レベルだったと思います。
しかし、その後、僕は
転職を繰り返し
その度に給料も上がり
仕事も人間的にも
レベルアップしていきました。
翻(ひるがえ)って、彼女はどうかというと
何も変わっていないのです。
変わろうともせず
依存するだけの彼女に
嫌気がさしました。
お互い
生きてる世界が
全く違ってきたのです。
僕が経済的に困窮したことも
あるでしょうが
自然消滅しました。
僕は、エネルギーが奪われるだけで
何のメリットもなかったので
別れられて良かったと思います。
何しろ
初めての彼女だったので
何も考えていませんでした。
10年ほど付き合い
一時は結婚も考えた彼女と
別れるのは辛かったですが
別れられて
本当に良かったと思います。
この失敗は
必ずや活かされる時が来るでしょう。
理想的なパートナーシップとは
どのような関係なのか
考えていきましょう。
2:良好なパートナー関係
パートナー関係を
良好に保つために
外せない『あり方』を
見ていきたいと思います。
自分自身に当てはめてみて
できてるかどうか
確認してみてくださいね。
2-1:自分一人で楽しく幸せ
異性に限らず
特定の相手と深い関係性を
築きたい場合の心構えですが
恋愛や結婚を成功させるコツは
お互いが自立していることです。
片方、もしくは両方が
もたれかかっていては
絶対にうまくいきません。
「結婚して幸せになりたい」
と言う思いだけでは
きっと失敗することでしょう。
なぜなら
それは「満足させてもらいたい」
と、相手に求めてるだけだからです。
自分一人でも
楽しく幸せに生きてる者同士が
一緒になるから
幸せが倍増するのです。
自立もできず
不幸せな者同士が一緒になるから
当事者同士の恋愛は
うまくいかないと言われるのです。
あなたは自立できてるでしょうか?
恋人を作る前に
まずは自立してるか
確認してみましょう。
2-2:精神的な自立
幸せな結婚がしたいのなら
まずは自立することです。
僕が考える自立とは
何事も他人や環境のせいにせず
「全ての責任は自分にある」
と思えるかどうかです。
今置かれてる環境で
明るく楽しく幸せに
生きてる人が
自立してる人です。
「誰かさんがこんなことを言ったから
調子が悪くなった」とか
「公的な支援を減額する
政策は許せない」とか
文句ばかり言ってる人は
自立とは程遠いでしょう。
「偉そうなことばかり言って」
と思われそうですが
僕も昔は
恨(うら)みと憎(にく)しみの塊でした。
そんな僕が変われたのは
遊びまくったからだと思います。
心が凝り固まって
余裕のない状態では
前向きになんてなれませんよ。
何もかも忘れて
心も空っぽにして
遊びまくったおかげで
心に余裕が生まれ
新しい価値観なども受け入れ
自分を変えることが
できたのです。
精神的に自立できれば
経済的な自立も
そう遠くはないと思います。
2-3:経済的な自立
精神病で人生を
ドロップアウトした人にとっては
結婚できるほどの
経済性を身につけるのは
とても難しいことだと思います。
障害者枠で
アルバイト的な仕事は
できたとしても
とても二人の生活を
支えてはいけませんよね。
でも、今の時代
一口に結婚と言っても
様々な形態があります。
- 籍を入れて同居する
- 籍を入れて別居する
- 籍を入れずに同居する
- 籍を入れずに別居する
他にも
- 家計を同一にする
- 家計は個別にする
など、数え上げれば
キリがありません。
籍を入れて結婚してても
別々のアパートで家計も別々
と言うこともあり得ますよね。
あなたと
あなたのパートナーの状況により
『あり方』はいく通りにもあるのです。
精神病の発症を
恋愛や結婚出来ない理由には
して欲しくありません。
無理なく
幸せな関係を
築いていって欲しいですね。
3:障害者のマッチングサービス
デイケアのスタッフなどに
恋する人もいると思いますが
医療従事者は
利用者と恋愛することは
禁止されてることが普通なので
難しいでしょう。
人生を順調に歩んできた人
つまり健常者ということですが
健常者とも
世界が違うので
恋愛は難しいと思います。
同じデイケア内に
理想的な異性がいればいいのですが
そうとは限りませんよね。
「じゃあ、どこで
パートナーを探せばいいんだよ?」
と言うことで
マッチングサービスの
代表例を見ていきましょう。
3-1:マッチングアプリ
『マッチングアプリ』を使って
恋人ができたり
結婚したと言う話を
聞くことがあると思いますが
僕の周りでは
女性の例で上手くいった話は聞きますが
上手くいった男性の話は
聞きませんね。
収入や学歴などで検索された場合
ヒットしない可能性が高いですし
女性の方は何百も
「いいね」が送られてくるので
こちらが「いいね」を送っても
対応しきれず
無視されることが多いです。
男性にはお勧めできませんが
女性は障害を抱えていても
可能性は高いと思いますよ。
障害者用の婚活アプリを
紹介しておきますね。
障害者のための 恋愛・婚活 マッチングアプリ
『めぐりば!』
障がいや生きづらさを隠さずに活動できる!
『恋草』
3-2:婚活パーティー
対面で魅力を伝えられる
パーティー形式の方が
可能性は高いと思います。
『婚活パーティー』では
大手のエクシオが
『障害をお持ちの方&理解者編』
と言うパーティーを
開催しています。
昔は地方でも大都市でも
開催されていましたが
現在は東京の会場のみ
となっているようです。
僕も昔は銀座会場で
マッチングしたことが
何度かあります。
その後、続きませんでしたが
アプリに比べれば
格段に可能性は高いと思います。
1対1で
3分ほどの会話ができるのですが
「真剣にお付き合いしたい」
と言う強い想いを感じますね。
婚活パーティーは
女性はもちろん
男性には特にお勧めです。
エクシオ
『障がいをお持ちの方&理解者編』の
パーティー検索結果です。
4:まとめ
良好なパートナー関係を
築く際には
お互いが自立してることが
最も大切だと思われますが
「それが、一番難しいんだよ」
と思われるかもしれませんね。
しかし、デイケアに通う意味って
多分、そこなんだと思います。
自立して幸せを掴むために
人生を一から
デイケアで学んでるんですよね。
人間関係を学ぶには
恋愛は最高の経験です。
人生経験も価値観も
違うもの同士が一緒になるのだから
楽しいことだけじゃありません。
喧嘩してもいいし
「面倒臭い」とも思うでしょう。
誤解したり、されたり
もう恋愛なんかしたくない
と諦めそうになるかもしれません。
でも、それでいいんです。
いや、それこそが
恋愛そのものなんだと思います。
『恋愛は人生の娯楽だ』
と説いてる人もいます。
他人との関係性を学びながら
恋愛を楽しみ
人生を謳歌したいですね。
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